東京民医連

ニュース

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

2017年事務五年目研修
戦争の真実に触れ、平和と憲法の大切さを考える
民医連運動の担い手自覚
長野・無言館と松代大本営でフィールドワーク

 9月28日から29日にかけて、2017年度事務五年目研修が行われ、9法人から15人が参加しました。
 今回は、県連の初期研修の集大成として、民医連運動の担い手としての自覚を深めることなどを目的としたフィールドワークを実施。戦争の真実に触れ、平和と憲法の大切さを考えました。
 無言館では、戦争に駆り出され、失意のうちに死ななければならなかった若者たちの作品や遺品に触れ、参加者から、「家族への思いなどが鮮明に残っていて、戦争がなければもっと描きたかっただろう」、「平和でなければ自分のやりたいことができないことを学んだ」、「若者の夢を打ち消す戦争は、悲しみと憎しみを生むだけだと思った」などの感想が出されました。
 松代大本営では、劣悪で危険な環境下で強制労働を強いられ、事故や病気で多くの死者を出した当時の状況に、「人間を人間として扱わないのが戦争」、「捨て石となった沖縄のガマとの対比や、何のためにつくったのか憤りを感じた」、「戦争は人権を無視し、国家のために命を捨てるという実相と、朝鮮人に対して行った加害の歴史を学ぶことができた」などの感想が出されました。

 

2日目は討論と個人発表

 2日目は、「自分が事業所の責任者になったと仮定し、『新しい医療・介護の二つの柱』の第一の柱をどのように実践していくか」をテーマに議論したあと、個人発表を行いました。参加者から、「民医連の方針をもとに、自分の法人・事業所で何ができるかを考えていきたい」、「一歩踏み込んだ課題で、職場や社会の改善点について議論できた」、「5年間ともに学習してきたものが身についているように感じた」、「これからも仲間とともに頑張りたい!」などの感想が出されました。