東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

第19回青年国会行動研修
“医療への政治の影響知った”
社会保障の充実など訴える

 5月16日、第19回青年国会行動研修(主催‥協立医師協同組合)が、254人の参加で行われました。どの法人も事前学習を積んで臨みました。
 安倍内閣において次つぎと出てくる改ざんや虚偽答弁の疑いにより、まともな審議ができていないなど、荒れる通常国会となっていましたが、「9条を変えないでください」「国の責任で社会保障を充実してください」など、青年職員が衆参両院の国会議員に要請してまわりました。
 直接会えた議員は少なく、多くは秘書でしたが、228議員(衆議院144人、参議院84人)に要請し、9条を守る署名で17人、25条署名で18人の国会議員に賛同して頂きました。
 参加した青年職員は、「国会議員や谷川先生の話を聞き、政治の現状、現在の政治が医療に与える影響について知ることができた」「貧困や生活苦について共感できない議員がいることに驚いた」などと話し、学習と実践の両面で職員の奮闘を感じることができる研修でした。

 

事前学習や署名行動
東京勤医会が実行委立ち上げ

 今回、この国会行動研修までに実行委員会を立ち上げ、「国会請願とはなにか?」や「医療と政治のつながり」を中心に、事前学習をそれぞれ東葛、みさと協立、代々木の3病院で行いました。
また、初の試みとして、3病院合同企画、流山おおたかの森駅での署名活動を行いました。3月の早い段階から日程を決め、3病院での周知徹底を図り、支援の内容なども検討しました。企画の調整には大変さもありましたが、関係職員の協力もあり、何とか当日までこぎつけ、約30人の参加で一人1筆以上の署名を集めることができました。
 事前に学習会やフィールドワークを計画・実施することで、新入職員にとって初めての国会要請行動も、より参加しやすくなったと思います。
 この青年国会行動研修全体を通じて、社会保障活動、民医連らしい患者さんに寄り添った医療・介護を実践できる職員に成長してくれればと思います。感想文には、「要請行動は重要だと思った」、「研修に参加して医療と政治のつながりが分かった」などの声が寄せられています。
 初めての企画だったため、事前学習・企画と本番の国会行動研修をどのように結びつけるかなど、今後の課題も残りました。次回に向けて、引き続き実行委員会などで議論を重ねていく予定です。

 (代々木病院 柏木洋志)