東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

戦後78年目の夏を迎え
戦争と平和について考える

 戦後78年目の夏。日本のアジア太平洋戦争は1931年9月の満州事変に始まり、東京大空襲など各地の空襲、広島・長崎での原爆投下を経て1945年8月15日に日本の敗戦で幕を閉じました。その15年で2000万人のアジア諸国民が亡くなり、300万人の日本人が亡くなりました。戦争には必ず加害と被害があります。
 現在、ウクライナ戦争は1年半経過し、長期化しています。ロシア・ウクライナ双方が残虐兵器として禁止されているクラスター爆弾を使用するなど、国民のいのちやくらしがないがしろにされる戦争の姿が見えてきました。
 今、台湾問題や北朝鮮の動きもあり日本も敵基地攻撃できる軍事力を拡大しようとしています。憲法9条の趣旨を越えて「武力に対して武力」で私たち国民のいのちが守られるのか? 自分のこととして考えることが大切です。
 今回は戦争体験集「戦争を記憶する」2巻を発行した伊藤浩一健友会理事長に発行した思いをお聞きしました。また、昨年の原水爆禁止世界大会に参加した中野共立病院の山田看護師にご寄稿していただきました。戦争や平和について考える契機となれば幸いです。