東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 今年の夏は、近年経験したことのないような猛暑と記録的な豪雨で、多くの被害をもたらしている。年々平均気温は上昇し、豪雨被害の程度・範囲とも悪化の一途をたどっている▼10年前と比べても日本は様変わりしているように感じる▼これは「地球温暖化」が深刻さを増していることを意味している。なかでも最も大きな影響を与えているのがCO2と言われている▼いま、国・企業そして私達は温暖化対策に真剣に立ち向かっているのだろうか?▼火力発電の新規建設や、ガソリン使用車の生産など、国と大企業がCO2削減からほど遠い路線を走っている。その一方で再生可能エネルギーへの取り組みは弱く、クリーンエネルギーとして原発を推進するありさまである▼では、CO2削減で私達ひとりひとりのできることは何なのだろう?▼冷房温度を1℃上げる・暖房温度を1℃下げる・主電源を切る・コンセントを抜く・省エネ家電・車を使わず近場は歩く・公共交通機関を利用する・エコバック・ゴミ削減…etc▼CO2削減は差し迫った現在の問題である。国や企業にも、CO2削減を政策や生産・営業の基本にさせる追及を緩めてはならない。そして、CO2削減について日常的に話し合い、実現に向けて行動していくことが必要ではないだろうか?(ま)