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制度説明

奨学生活動の紹介
民医連の奨学生活動は奨学生自らが運営し、様々なイベントを企画しています。学習
活動から楽しく交流できるレクリエーション。そこには日頃の“照れ”もなんのその
で“将来の医師像や医療を熱く語り、学びあえる”雰囲気があります。自分の目指す
医師像や医療観をぶつけあって、“本気”でつきあえる仲間が全国各地にできる!!こ
れが民医連の奨学生制度の最大の魅力です。

【お問い合わせ先】

東京民主医療機関連合会 TEL03-5978-2741
Email:hongou@tokyominiren.gr.jp  医学生担当宛て

東京民医連奨学金制度

◆奨学金制度の目的
 民医連の理念と医療活動に共感し、実践する医師の養成、またちいきや患者さんを取り巻く状況をとらえ、患者さんの立場に立った医療を進める医師養成を目指しています。

◆対象
 医学部医学科在学中の方(進学が決定している方)で、本制度の趣旨をご了承いただいた医学生。

◆奨学金の額
 月額 80,000円

◆貸与期間
 必要な手続き終了後、推薦病院、東京民医連理事会等で奨学金支給決定が認められた月から卒業までの期間。

◆手続き
 東京民医連に加盟するおもな医療機関を窓口に、制度の説明、病院での実習を経て、面接をおこないます。

◆返済免除制度
 卒後、東京民医連が指定する医療機関での勤務期間に応じて、返済を免除します。
 ※一括返済は無利子、割賦返済は年利2%となり、返済期間は最長6年となります。

◆その他
 日本学生支援機構との併用は可能です。


医学生時代と民医連奨学金制度

 きっかけは、高校生の時に学校に刑事してあった、地元の民医連の奨学生募集のお知らせでした。
 地元から離れて暮らすことになり、何かとお金がかかる大学生活。病院で実習をさせていただいたうえで、民医連の奨学金を受けることになりました。
 奨学金は、一人暮らしで必要な食費などの生活費、そして本屋教科書の購入費に使うことが多かったです。
 医学書ってとても高いんですよ!2000ページほどの医学書でも5000円くらいします。
 一般書の5倍くらいでしょうか。新刊だと図書館に入っていないこともあるので、興味のある医学書は奨学金を使って購入しました。
 本来ならバイトで割かれる時間が、奨学金のおかげで自分のやりたいことをする時間とすることができました。
 趣味のための時間や大学の友人と過ごす時間ももちろんですが、奨学生ミーティング(後述します)で色んな大学の学生と会って、自分のなりたい医療者像を語り合ったり、また全国各地にある民医連の病院や診療所、介護施設などに伺って、医療介護の現場に触れたりして、貴重な体験をしました。
 奨学生ミーティングは、月に1回ある学生の集まりです。東京にある色んな大学の学生、そして東京民医連の病院の奨学生である他県大学の学生もあつまって、色んなことを学び、思いっきり交流します。学ぶテーマは、医療のことや社会のことなど様々ですが、どんなテーマでも、現場の生の声を実際に聴くことができることが一番の魅力だと私は思っています。
 先輩医師が実際に出会った患者さんのことを教えてくれるケースカンファレンスでは、「寝たきりでご飯が食べられなくなったおばあちゃんにどうやって栄養を摂ってもらうか(または自然に任せるか)」「今まで元気だった患者さんに末期のがんが見つかった。どうやって告知をするか」など1つに定まる答えはないけど、医療者になれば必ず直面するような事柄に対して、参加している学生でディスカッションをしながらあれこれ考えました。他にも、ハンセン病(知っていますか?知らない方はぜひ調べてください)の元患者さんに、差別とはなんであるかを教えて頂いたり、被災した福島で農業を営んでいらっしゃった方のお話を聴いたり、水俣病の患者さんに寄り添い続けた熊本民医連のお医者さんに医学的なことも含めてレクチャーしてもらったりと、まさに奨学生ミーティングでしか学べないことをたくさん学ぶことができました。
 講演をただ聞くだけでなく、学生が調べてきたことを発表する時間もあり、みんないろんなことを考えているんだなといつも感心していました。
 毎年春には、奨学生合宿として、フィールドに出て実際の現場に触れて学ぶ機会があります。
 私も1年生から毎年参加しました。水俣に行ったときは、いまも有機水銀の被害に苦しんでいる人がいるという事実に心が苦しくなりました。オバマ大統領がプラハ演説で核兵器の廃止について言及した年には、皆で長崎に行きました。いのちと健康を守る医療者として、平和を守っていくために何ができるのか、真剣に考えました。基地問題を学ぼうと沖縄に行った時は、市街地のど真ん中にある普天間基地をみて、戦闘機の轟音を聞いて、健康と生活を脅かされながらそこにすんでいるという不条理を目の当たりにしました。
 美ら海水族館でマナティーを見たのも合わせて良い思い出です。
 私にとって民医連の奨学金制度は、決して裕福とは言えない学生生活において金銭的に助かったというだけでなく、医療者となるものとして本当に大切なものは何かについて気付くきっかけにもなりました。長いようで短い学生生活が皆さんにとって充実したものになることを願っています。




   


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