東京民医連は全国の民医連の中でも大規模な県連であるため、全体を4ブロックに分割し、研究会や交流会の開催などを進めています。
06年2月22日には、文京・北・荒川・板橋・練馬・豊島・新宿・台東・中央・足立区の一部にまたがる北中ブロックで2回目となる薬剤師医療研究会を開催し、口頭発表10演題・文書報告16演題が集まりました。
口頭演題では、入職して1年の職員の感想や他の薬局との比較が複数発表され、私たちの職場の長所や短所を認識することができました。
ごんげん坂薬局からは「スタンスの違い」という表現で比較が行われ、「民医連の薬局は地域の人達によって支えられている。場合によっては患者さんの生活背景も理解したうえで接し、相談にのり、対応していく事が真に薬剤師として社会貢献になるとの考え方を知った」とその特徴を報告していました。
また桜川薬局からの発表では「仕事のしやすさ」の観点から、「絵に描いた餅でなく、労働条件が整っている」「近隣の医師とも対等に話ができ、研修や学習会等への参加も時間保証されている」などの点にふれ、やりがいのある職場であるとの報告がなされました。
参加者からは「ひとつの職場だけにいると、良い点も当たり前のように思ってしまうが、改めて私たちの薬局の充実度にほっとした」「さらに不十分な点(職員の増員や継続的なDI活動等、現実をふりかえると沢山あります)を前進させていかなければ」などの感想も出されていました。
又、民医連の特徴でもある在宅医療に関する報告も複数発表され、今後高齢者の一人暮らしが増えていくと予測される中、知恵を出しあって患者さんに役に立つ訪問服薬指導を続けていきたいとの声も聞かれました。
東京民医連ではこの間、やはり東京民医連加盟である栃木保健医療生協からの要請を受け、宇都宮協立診療所への薬剤師支援を行ってきました。特にこの1年間は「栃木に保険薬局を開設し、地域住民要求に応えるあらたな事業展開の足がかりを作ろう」と、全国の力も借りながら薬局法人立ち上げと薬局開設に向けた支援を強化。それを反映して今回の医療研究会でも4人の参加者が演題を提出しました。
2006年5月には新薬局が開局し、現地からは「改めて民医連の連帯の力とそのすばらしさを実感した」との声が届いています。
当日の演題は以下の通りです
1.新人研修1年のまとめ
2.非常勤から常勤勤務1年を経過して
3.人職1年勤務して
4.入職2年目以降の研修計画の為のアンケートを実施して
5.呼吸器疾患とβブロッカーについて
6.スピリーバー使用者へのアンケート調査
7.ビスフォスフォネート製剤の服薬状況を調査
8.一人暮らし在宅患者の服薬訪問指導をして
9.外来から往診訪薬導入した患者について
10.医薬品管理システム導入にあたって
11.北中ブロック薬剤師の6年間の入退職者調査−働き続けるために必要なこと−
12.栃木宇都宮協立診療所4年間の長期支援を終えて
13栃木支援をおこなって
14栃木支援を終えて
15栃木支援の感想
16.医療連携による患者自己負担軽減への取り組み
17.患者に選ばれる薬局を考える−じほう調剤報酬改定セミナーに参加して−
18.患者サービスの取り組み
19.「お薬引換券」を渡すようにした経過と実施して
20.服薬指導で驚いたこと−薬剤師の常識と患者さんの常識
21.訪問服薬指導の実際−事例報告
22.薬剤師による外来カルテ調査実施して−ワーファリン・リウマトレックス服用患者の検査だし状況
23.錠剤の取り違えと飲み間違いを防ぐ為に
24.わかくさ薬局の移転を果たして
25中州薬局の開局から閉局、この1年の感想
26ノロウイルスによる集団感染性胃腸炎の事例
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