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●看護師
王子生協病院 岩阪 みほ子
医学生の皆さんこんにちは。王子生協病院内科病棟で働いている看護師7年目の岩阪です。私がこの病院に出会ったのはもう10年以上も前、高校生の時「看護婦1日体験」に参加したのがきっかけです。その時の経験で看護師になろうと決心したのはモチロンですが、この病院の、患者さんと医療者の距離の近さに感動して、早々と就職まで決めてしまいました。「民医連」とか全然わかってなかったんですけど、“誰でも安心してかかれる医療かあ、むずかしいことは良くわからないけど、それっていいなあ”という感じで。その思いは、就職した今も変わりありません。本当に民医連の病院って「社会の縮図」だと思います。医療制度が悪くなったり、不況のしわよせは全て立場の弱い人達に押し寄せてくるのを日々痛感します。これって大きな病院では見えないことだと思いますよ。患者さんをとりまく社会背景、生活背景、人生暦、QOLそんなことをDr、Ns、コメディカルで対等に意見をぶつけあえる職場は働きやすいです。それと「この病院、民医連でしかできないこと」が無限大にあります。こういうアットホームなところで長く働いていると、大きな病院で働く友達が最前線でバリバリやっているように見えてちょっとあせることもあります。でも私がここで働き続けている訳は自分の力を最大限発揮させてくれる環境だということです。「民医連ってちょっと気になる」そんな気持ちが少しでもあるなら1度のぞきにきませんか?スッタフ一同、楽しく働いていますよ。研修医の表情も、きっと皆さんの「研修医」のイメージを一掃する、活き活きとした表情で働いていると思います。いつかこのホームページを見た皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。(2003.3)

立川相互病院 原 美和子
はじめまして。私は東京医科歯科大学卒、立川相互病院3年目の看護師の原です。
私は学生時代の病棟実習で、入院中の疾患が中心でなかなか日常生活まで見れないことや各職種の間に見えない壁を感じて、看護師になろうという意欲を失いがちでしたが、当法人内の診療所や訪問看護ステーションで実習してみて、医療チームで外来・入院・退院後と一貫して患者さんに関わっていける所に惹かれて、看護師になってここで働きたい、と思うようになりました。
また、同じように患者のための医療人を目指す医学生ともたくさん出会い、介護保険や薬害等、学校の授業では学べないけれど患者さんの生活や命に直接関わってくる多くの問題について、一緒に学んだり、考えたりしてきました。
これらの経験を活かし当院に就職しましたが、実際のところは、いろんなことを患者さんにしてあげようと思っても、忙しい業務の中で流されてしまいがちです。でも、大学病院と違うところは、医師をはじめとした様々な職種が対等に話し合うことができ、マニュアルにないことでも個別に合わせたケアができるというところです。
私は今「回復期リハビリ病棟」という新しいセクションにいますが、「この患者さんはどうしたら家に帰れるんだろう?」と常に考えています。家族と密に話し、病棟スタッフから在宅先のスタッフ等他職種によるカンファレンスを重ね、リハビリプランを立ててゴールへと導いています。こういうことができるのは在宅医療機関を抱え、地域と密着している民医連ならではだと思っています。
学生時代、「患者が望んでいるのは病気の完治ではなく、平穏な日常生活だ」という話を聞いたことがありますが、今とても実感しています。ぜひ、医学生の皆さんも体験しにいらして下さい。(2002.10)

   

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