自己決定型学習に関するいくつかの前提
( クラントン 「おとなの学びを拓く」)

自己決定性はおとなの学習者の「特性」とは言えない。
一人ひとりは、ほかの特性にもよるが、多かれ少なかれ自己決定型学習の【プロセス】に取りかかることができる。
一人ひとりは、計画する技能やその分野の知識にもよるが、多かれ少なかれ自己決定型【学習】に取りかかることができる。
自己決定型学習は他者への信頼、そして(あるいは)周囲からの情報を内に含むプロセスである。ここでの周囲には直接にせよ間接にせよ、ほかの人びとが含まれる。
教育者は自己決定型学習を奨励し、促進し、援助することができる。
自己決定型学習は、(教育者が援助できる)成長プロセスとしても、同時に成長の成果(価値観や技術、行為の変化)としても見ることができる。
自己決定型学習は、成人教育の到達目標の一つである。