東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

3・20国際共同行動でアピール採択

3・20宣言
平和を愛する世界の人々と連帯して「自衛隊のイラク派兵反対、占領軍は撤退せよ」の声をあげましょう

 1年前の11時33分、アメリカとイギリスが国連決議もないまま、平和的解決を求める世論に反してイラクへの先制攻撃を開始しました。イラク攻撃の「大義」とされた大量破壊兵器は1年たっても見つかっておらず、アメリカの調査団責任者がその存在を否定しています。
 戦争を始めた理由が根底から崩れたイラクの軍事占領に自衛隊が参加することは、政府が言う人道支援でも、国際貢献でもありません。
 イラク国民が望んでいるのは、一刻も早い国連中心の復興支援と、そのもとでイラク人自身による国づくりをすすめることです。
 日本は、「交戦権の行使」「武力の行使」を禁止している世界に誇るべき憲法9条をもっています。不法な占領により戦争状態が続く地域に武器をもった自衛隊が占領者に協力し参加することは、明らかに憲法違反です。
 重大なことは、小泉内閣が明確な憲法違反を強行しながら、有事関連法案など、アメリカの戦争に国民を動員する体制づくり、憲法改悪への道を着々と整え、日本を「戦争をしない国」から「戦争をする国」に変えようとしていることです。イラク戦争が開始された午前11時33分、私たちは、総会のこの場において宣言します。
 (1)私たちの活動の原点は、「いのちは平等」「人権の尊重」です。いのちを大切にする私たちは、戦争と戦争につながるあらゆることに反対し、平和憲法を守り、核兵器の廃絶と平和な世界をめざします。
 (2)アメリカは「大義」なき戦争を直ちに中止し、アメリカ・イギリスなどの軍隊、日本の自衛隊はイラクから撤退し、国連中心の平和的な解決を要請します。
 (3)私たちは、自衛隊のイラク派兵、米軍支援法案など有事法制のいっそうの具体化、それに続く憲法改悪とアメリカの起こす戦争に本格的に参戦協力する国家体制づくりに反対し、世界の人たちと連帯してたたかいます。
 2004年3月20日
 東京民主医療機関連合会第47回定期総会