東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

介護現場の悩み 運営の工夫 法人の枠超えて交流

東京民医連 初のグループホーム、小規模多機能交流会開く

利用者 職員 笑顔になれた!

 9月29日、「東京民医連第1回グループホーム・小規模多機能交流会」が開催されました。今期初めて、東京民医連介護・福祉委員会の中に地域密着小委員会が発足し、「少ない事業所数の中で、職員が連携をとって、仕事に前向きに取り組める集まりをやらないか!」「それぞれの事業所で、利用者や職員が笑顔になれた事例があるのでは?」と考えたことが、そもそものきっかけでした。

民医連の仲間として連帯を強めよう

 当日は、「法人を超えて地域密着介護事業所の交流をはかり、現場の悩み、運営の工夫などを交流する」「法人を超えて交流を図ることで、民医連の仲間としての連帯を強める」という目標のもと、各事業所から33人の職員が参加しました。
 事業所紹介のあと、「笑顔になった事例」の報告では7つの事業所より発表がありました。団地自治会と協力した入居者の作品展、職員の結婚式をお祝いしてくれた入居者との信頼関係の事例など心温まるお話などです。取り組みが利用者さんの笑顔や充実した生活に結びついたことで職員のモチベーション・アップにつながったという話に、うなずき、笑い、感嘆の声があふれていました。
 後半のグループ討議でも、お互いの事業所の取り組みを紹介しあい、課題を一緒に考え、明日からの支援に役立てようという積極的な話し合いが行われ、大成功の内に幕を閉じました。

まいた種が芽を出し、花を咲かせて

 参加された方からは、「今後の小規模多機能施設の開設に当たって参考になった」「運営上の悩みはほとんど同じで、どのように解決しようとしているのか交流できて参考になった」などの感想が寄せられています。
 今後はそれぞれの事業所間で、見学や研修のやり取り、合同でのイベント企画なども行われるようです。第1回でまいた種が、芽を出し、花を咲かせていくのを、委員一同、楽しみにしているところです。
(すこやか福祉会グループホーム事業部・稲垣伸洋)