東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 9月8日のIOC総会で、2020年夏季オリンピックの東京開催が決まった。安倍総理大臣は福島第一原発の汚染水問題で、「健康問題については、いままでも、現在も、将来もまったく問題ないということをお約束します。さらに完全に問題ないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手しています」と述べた▼しかし現状は、「抜本解決」どころか、放射能汚染水の現状把握さえなされていない。大量の水が放射能に汚染され続け増え続けている。事故は収束に向かうどころか、放射能汚染拡大の瀬戸際という危機的状況が続いている。日本がいま直面している福島第一原発事故は、スポーツ活動の前提である人間のいのちや尊厳、生活といった根本を脅威にさらしている▼事故後、脱原発に踏み切ったドイツやイタリアは、核兵器を持っていない。日本は核兵器を持ちたいのかと疑ってしまう。ウランを使う原子炉から、プルトニウムが作られるのだから▼憲法改悪、TPP、原発再稼働、消費税増税……私たちの「いのち」を脅かす悪政はとどまるところを知らない。ドイツが脱原発を決めたのは、福島第一原発事故を知った国民の声だった。私たちも、「いのちを守る」その一点で広範な人たちと手を結び、声をあげよう。(R)