東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

元気 げんき! 介護の仲間

介護ウェーブと3つの交流会

 介護の仲間が元気です。「介護職部会」準備会は来年2月の結成総会に向けて奮闘。10月の第4回訪問介護交流会に続き、11月には3つの事業別交流会が開かれました。

 

巣鴨駅頭宣伝55人が訴える

 11月13日、JR巣鴨駅前で、東京民医連「介護職部会準備会」主催の介護ウェーブ署名宣伝行動が行われました。
 準備会世話人が中心となって組織し、6法人から介護職、看護師、事務や東京ほくと医療生協の組合員さん、部会づくりをすすめる中で交流のできた埼玉民医連介護職部会の仲間も駆けつけ、55人が参加。
街頭での宣伝は初めてという人が多数でしたが、チラシを配布し、積極的に道行く人に声をかけて訴え、「介護保険制度の改悪中止を求める請願署名」の協力をお願いしました。
 参加者から、「大勢の仲間と一緒で楽しく宣伝できた」「(祖母が介護保険を利用している)小学生の男の子が立ち止まってくれた時はびっくりした」「介護に対する関心が高く、何とかしたいという人が多かった」などの感想が出されました。
 2時間ほどで署名約200筆を集め、チラシ約300枚を配布。宣伝後に交流会を行ない、宣伝の感想や来年2月15日の部会結成総会へ向けて交流を深めました。

 

第2回地域密着介護交流会

 (11月11日、7法人24事業所から32人参加)
 「認知症の人を支えるために―認知症を病気と理解する」をテーマに六角僚子東京工科大学医療保健学部看護学科教授から講演して頂きました。
 その後は、3つの指定報告(1)複合型サービスについて(健和会・まいほーむ北千住)、(2)医療連携の現状と課題について(東京ほくと医療生協・グループホームほくとひまわりの家)、(3)認知症グループホーム10年の実践から今後の課題を考察する(すこやか福祉会・グループホーム事業部)を受け、学びを深めました。
 グループ討論で、さまざまな認知症の事例や地域への取り組み方法などから、「ケアの選択肢が増え、視野が広がった。実践に生かしていける」との感想がだされました。
 (東京さくら福祉会・ひまわりの家 三村謙二)

 

第3回通所介護・ 通所リハ交流会

 (11月16日、16法人29事業所から55人参加)
 全体会では、社会福祉法人宮城厚生福祉会・福田町デイサービスの庄司みどりさんと菊池小百合さんから、「震災時のデイサービスについて」と題して、東日本大震災時のデイサービス現場について講演して頂きました。
 発生当日、帰宅困難者のお泊りデイを開始し、自宅・避難所での生活困難者、他施設の崩壊による継続困難者を受け入れ、また震災直後の暖と灯り・水・食料の確保や、利用者の暮らしぶりについて細かく紹介されました。
 参加者からは、「今まで以上に細かい災害対応マニュアルの作成が必要と感じた」との感想や、「思い出すのが辛い内容を話してもらえて、とてもありがたかった」という声もありました。
 (健生会・あきしま相互病院 清水由美子)

 

第6回居宅介護支援事業所責任者交流会

 (11月19日、17法人38事業所から55人参加)
 ケアマネジャー小委員会齊藤稔委員長から、介護をめぐる情勢と事前アンケートの報告を受け、指定報告として、(1)荒川区における地域ケア会議の状況と課題(東京ほくと医療生協・地域ケアセンターはけた)、(2)定期巡回・随時対応型訪問介護看護の取り組み(地域福祉サービス協会・居宅コスモス)、(3)チーム形成を意識した末期がん利用者の支援を振り返る(城南福祉医療協会・ゆたか診療所居宅)の3報告を受けました。
 厳しい医療・介護情勢の中、「利用者本位のケアマネジメント」の実践やケアマネジャーの組織化・人材育成、医療連携などについての経験交流ができました。
 (西都保健生協・北多摩クリニックケアプランセンターきずな 久保田公敏)