東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 今年は2月3日が節分。節分は、季節の移り変わりを適格につかむための彼岸や入梅などの雑節のひとつで、立春の前日を指しています。節分とは「季節を分ける」ことも意味しており、一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆を撒いて、年齢の数だけ豆を食べる厄除けを行ないます▼安倍内閣は今年、後期高齢者医療費自己負担の2割への引き上げ、介護保険要介護1、2の在宅サービス給付外し、子育て支援では児童手当の特例給付見直し・廃止、生活保護では子どもがいる世帯の加算扶助見直し、医療扶助への自己負担導入などを狙っています▼そして診療報酬は2年前に続き医科と薬剤あわせて1・19%の引き下げです。安倍首相が総選挙で訴えた「全世帯型の社会保障」はどこへやら、全世代直撃の社会保障改悪を進めようとしています。軍事費は6年連続増額で5兆2億円、大企業には減税や公共投資の予算が増額され、社会保障費はこの6年間で1・6兆円の減額です。▼民医連は憲法9条を生かす署名(3千万署名)とともに、社会保障制度の拡充を求める署名(25条署名)をとりくんでいます。大きな運動で憲法9条改悪を許さず、医療・介護の改悪をストップさせましょう。そして安倍内閣という悪い鬼を私たちの「豆」で退治する年にしましょう。(た)