東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

共同組織拡大月間の成功へ
終盤を迎えて年間目標追求を粘り強く
職員の参加、多彩な活動重視して
東京民医連事務局次長 共同組織委員長 畑中 久明

 今年度の共同組織拡大月間も終盤を迎えています。仲間増やしは11月に入り、ようやく、昨年水準を超えてきました。5割を超える法人が前年を上まわる到達です。目標を達成した共同組織の支部や班があるものの、全体では目標に届いていません。12月まで月間を継続する法人や、年間目標の追求を粘り強くとりくむ法人もあります。月間の中で、作り出した経験を活かし、今後の共同組織の拡大強化につなげていきましょう。
 特徴を踏まえ、今後も重視していきたいことは、第1に、職員の参加を意識的に追求することの大切さです。訪問や、地域の健康チェックの活動に職員が参加することで、会員の元気が出て、仲間増やしにもつながっています。
 職員は「民医連の綱領と歴史」の学習ブックレットの読了運動をすすめており、行動するなかで、共同組織への理解を深めています。事業所が地域から頼りにされていること、共同組織が診療所の誕生に大きく関わってきた歴史を聞くなど、職員の貴重な体験となっています。
 第2に、健康づくり、居場所や助け合いの活動が多彩に広がっています。9月の共同組織活動交流会では“スクウェアステップ”“吹き矢”“うたごえ”など体験分科会を行い、大変好評でした。インストラクターを養成するなど、活動を広げるとりくみがすすんでいます。サークル活動を通じて、仲間増やしもすすんでいます。
 第3は、社会福祉協議会など、地域の連帯が広がっている点です。今年の月間は豪雨が各地に被害を及ぼすということも重なりました。避難所は避難者の生活環境が劣悪な旧態依然としたものであること、都内各地で避難所に入れない状況、台東区ではホームレスの人を受け入れないというとんでもないことも起きました。介護が必要な方や、障害を抱えた方が、避難できる状況にないなども改めて、明らかとなりました。
 “だれもとりのこされない社会”をめざす運動の輪を一層大きなものにしていきましょう。