東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

「安倍9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名」―東京民医連の目標9万筆を5月末までに
社保・平和委員長 窪田光

 「あっという間に戦争になってしまう!」と実感させられたのは、年明け早そうアメリカとイラン双方の攻撃、そして民間機誤射で176名が亡くなった報道に接してでした。一昨年からの米・中・北朝鮮間の関係や思惑がちょっと変わっていれば、羽田発の民間機だったらと思うと「戦争が迫っている」実感は、決して大げさではないと思います。東アジア情勢も安定している訳ではありません。米科学誌が毎年発表する「終末時計」は「残り百秒」と史上最短に針が進められました。
 安倍政権は命令を下し、緊張が激化しているその中東に自衛隊を派遣しました。来年度政府予算案でも軍事費は過去最高を更新し続け、アメリカから武器を爆買いし、自衛隊装備を他国攻撃力あるものへと改造、日米共同軍事訓練をインド洋までへと広げています。実態はボロボロに傷つけられながらも「戦争はしない」「戦力は持たない」と明記している憲法九条があるからこそ、政権はこうした行為に邁進できてはいません。
 私たちの日頃の取り組みが国民の意識を動かし「安倍9条改憲」を許さない世論、参議院選挙で改憲勢力をギリギリ3分の2未満に抑え、改憲発議できない状況をつくり出しています。東京民医連で集約された3000万署名は11万1974筆(1月末現在)と県連目標の約4割でしたが、現場業務が忙しい中で、この集約にいたる私たちのあらゆる奮闘がこの状況を生み出しているのです。
 安倍首相は改憲への強い執念をいたるところで誇示し続けています。安倍9条改憲を許さないたたかいはいよいよ最後の正念場。3000万署名では取り組み開始5ヶ月間で6万筆超の到達でした。一気にやれるし、やりきることが大切です。
 「改憲発議に反対する緊急署名」の取り組みを至急開始し、急速に広げ、5月3日憲法記念日を節目に東京民医連の目標9万筆を5月末までに達成させましょう!