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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 「安倍さんからです」そう言われ、現金が入った封筒を手渡されたという。94人もの地元議員などに現金を渡した巨額買収事件。「首相の名前を出されたら断りきれない、そのまま持っている」と広島のある町議会議員は話す▼いま、公職選挙法違反容疑で逮捕された河井案里議員の夫、克行議員(前法相)から現金を渡された地元議員らが次つぎと違法性を認識していたと「告白ドミノ」がおきている▼河井容疑者は、自民党本部から1億5千万円の交付を受け、それを買収に使ったとされている。元衆議院議員の田中秀征氏によると「お金でひとを動かそうとするひとは、お金で動くひと」だとか。安倍総理の告白はいまだないが、きっとお金で動く人なのではないか▼一方で、国民に安倍総理から届いたものは、「社会保障のため」と消費税10%大増税、「全世代型社会保障」の名による、75歳以上の窓口負担の倍増など。その正体は、高齢者も現役世代も若い世代も対象とした社会保障制度の切り捨て。お金も命も削られる。アベノマスクじゃ喜べない▼公文書の改ざん、廃棄、虚偽答弁、勝手な法解釈、官僚人事の操作、あり得ない手口を駆使して維持してきた憲政史上最長最悪政権。来たるべき総選挙では、忖度や謀略、お友達優遇の政治から、国民本位の政治に変えたい(し)