東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 わが国では、緊急事態宣言解除後も連日三桁の感染者数が報告されており、7月23日、東京の感染者数は過去最多の366人を記録▼ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所のロタール・ウィーラー所長は日本メディアの取材に対し、「追跡アプリなどのデジタル技術を駆使し、地域の状況を把握している保健所の態勢強化が非常に重要だ」と述べ、地域の機関も含めて国全体で対応能力を向上させ対策を進めて行くことが必要だと指摘▼わが国では、1996年に845ヶ所だった保健所が2016年には480ヶ所に、9716床あった感染症病床は、1884床(今年1月時点)に削減されている▼欧米では、医療、介護・福祉、販売、物流などライフラインに従事する労働者をエッセンシャル・ワーカー(以下EW)と呼び始めている。英語で「必要不可欠な」を意味するエッセンシャルと、「労働者」のワーカーを組みあわせた言葉。エッセンシャルという単語が示すように、そこには一定のリスペクトが込められている▼一方でEWは賃金が低く、感染リスクや失業率が高いという調査結果もある▼今後も世界的流行が予想される。一人ひとりが個人として尊重される社会政策への見直し、EWなど労働者の権利を保護し構造的な不平等を早急に解決しなければならない(理)