東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 10月31日に総選挙が行われた。政治の在り方を真剣に考え「変えたい」という模索が広がりつつある中での選挙で「気候危機」「ジェンダー平等の社会に」「バイトにも補償を」と特に若者の願いそのものが総選挙の争点となった▼この間、人の心に変化をもたらす様々な取り組みに接してきた。情報伝達の手段としてSNSの活用が主流となっているが、人の心を動かすある取り組みを紹介したい▼一般的に企業はいかに利益を上げ株主に還元するか、儲ける目的は明確である。最近はSDGsも叫ばれているが、利益を上げることが主目的となる。はたして私たちが取り組んでいる「無料低額診療」が企業の人たちに理解できるだろうか▼民医連のなかで取引先業者を集め、民医連の活動の理解と賛同してもらう会を定期的に設け、無低診と民医連の理念を紹介している事業所がある。綱領などを紹介した後に素朴な意見として「利益にならないことをなぜ」「何のために」「自己負担の補填は」など予想された意見が多々出てきた。質疑を終え、感想を書いてもらった。「少しでも協力したい」「世の中を変えないと」「私たちにできることは」今にでも政権交代が可能な勢いだ。まさに、会って・話をして、これからも継続して語り続けることが求められている。(D)