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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 数年ぶりに横須賀市久里浜港から真鯛釣りに出掛けた。今は稼働していない横須賀火力発電所前が真鯛の絶好のポイントになっている。今回は眺める景色が変わっており発電所の建て替え工事が行われていた。2023年稼働開始の石炭火力発電所だ。釣人にとっては一大事で発電所の温排水により海域に生息する魚が変わってしまう。真鯛釣りのメッカの静岡県御前崎沖も浜岡原発の稼働停止で真鯛釣りの場所が変わったと聞く▼気候危機が叫ばれる中、国民にとっても一大事。「石炭?」と疑問符がつく。調べると化石燃料の中でもCO2排出量は石炭が最悪で国連のグテーレス事務総長は電力部門の石炭利用を2030年までの廃止を呼びかけ、フランスは2022年に全廃を決めている▼資源エネルギー庁の資料では、日本のCO2排出量の93%はエネルギー資源に由来となっている。エネルギー資源を転換することでCO2排出量を大きく抑えられる。島国日本には豊かな自然がある。再生エネルギーのポテンシャルは高そうだ。太陽光発電が最も低コスト、しかも安全▼よいところばかりの再生エネルギーへの転換。誰に不都合なのだろうか。ひたすら利潤追求してきた大企業か「原発ムラ」の人たちか。不都合な真実を受け止めてこそ未来がある。(山)