東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 約1年前にミャンマーのクーデターについて書いたが、現在はミャンマーについて報道はめっきり減ってしまった。ミャンマーは依然として国軍が国権を掌握したままだ。拘束・軟禁されているアウンサンスーチー氏は最近、刑務所敷地内の独房に収監された▼多数の公務員たちが職務を放棄し、軍に抵抗する不服従運動(CDM)に参加、民主派も少数民族の武装組織と協力し、戦闘を続け、これまで1万2000回以上も武力衝突が起きている。国軍はCDMに参加している看護師、校長、妊娠中の教師はじめ民間人を焼殺。外科医の医師免許を剥奪、軍事政権に抗議するメンバーの治療をした医師・看護師を拘束するなど、国民への弾圧は激しさを増している▼今、ウクライナ侵攻したロシアはミャンマー国軍を支援しているという。ウクライナもミャンマーと同じ境遇に置かれている。ウクライナの民主主義を守る。ミャンマーの自由を勝ち取る。これを武力衝突ではなく、外交、対話によって1日も早く実現するために、日本から連帯、支援の輪をさらに広げていきたい▼今後の私たちの生活を大きく左右する参議院議員選挙が目前に控えている。私たちの暮らし、平和をまもっている日本国憲法を改正させないためにも、これを読んでいるすべての皆さんが貴重な1票を投じることを願う。(輝)