東京民医連

ニュース

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 国論を二分する「国葬」が強行された。「(国葬が)終わったら、反対していた人たちも必ずよかったと思うはず。日本人ならね」「欠席しようがしまいが関係ない。欠席する人は後々長く反省するだろう。選挙で取り戻すのは大変だ」ヘイトスピーチさながらに語る。議論抜き、閣議決定のみで国葬を強行した側の本音を元幹事長だけに見事に語っている▼『権力者の決定には黙って従え!』なら、金正恩やプーチンと変わらない。統一協会との一体性が問題視されている自民党。ほんの数ヶ月前は、参議院選挙で議席を増やし、『黄金の三年間』を手にした岸田自民党。今の内閣支持率は危険水域と呼ばれる30%を割り込み、政党支持率も急落している。そう遠くない時期に総選挙が行われる可能性も取り沙汰されている。年が明ければ統一地方選挙。「選挙で取り戻すのが大変」なのは果たして誰なのか?▼9月26日より医療現場の権限としてコロナ感染の全数把握を取りやめた。ひっ迫は医療従事者不足が長年放置され続けたことが原因で、カウントの精度の高低は、次に起こるであろうひっ迫を何も解消しない。戦時中の戦艦をいくつ撃沈したか、戦闘機を何機撃墜したかと垂れ流し、戦果に装うこととたいして違わない気がする。
(KS)