東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 乳腺外科医師裁判の無罪判決が確定した。逮捕、起訴から8年半の歳月を経ての当然の結果であり、本当に遅すぎると思う。そもそも本来2019年の一審無罪判決で決着がついたにもかかわらず、控訴して長期化させた検察の姿勢はあり得ない。「生活や仕事そして家族を奪われた」と語る外科医師とその家族は一言では表現し難い、想像を超える苦しみがあったのでは。事件前の生活に戻る事は難しいと思うが、時間が解決してくれればと思う。とりあえず心からほっとした▼57年間住み慣れた地元、板橋区にあるハッピーロード大山が「補助26号線」と連動して高層ビルを建設する都市開発として、分断され、ゼネコン儲けのために地上25階、26階のツインタワマンが完成した。1978年に雨の日でも傘を持たずに歩ける、都内で3番目に長いアーケードとして完成された。しかし今では、途中に傘をさす羽目となり、商店街は分断され居心地の悪い空間となった。時代が移り変わるにつれて、街が様々に変化するのは仕方がないが、寂しい▼国内外で野球シーズンが始まった。今年の注目は術後復帰の投手大谷とMLB挑戦の佐々木朗希だ。特に朗希は、2019年夏の岩手県大会決勝の登板回避は、まさしくMLBのマウンドに立つ為の事であると思う。爆発させてほしい。(し)