東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 もう何年になるだろう? 「おはよう」と池袋駅ホームで声をかけてくれるご婦人がいる。いつしか電車を待つ1~2分の会話が楽しみに。最近の話題は物価高騰に年金生活。色々な情報が飛び交うけど何が真実なのだろうね…?と▼「米を買ったことがない」の元農水大臣の発言には驚いた。お米農家さんや私達の生活は見えていたのだろうか…?▼そして今話題の消費税。「社会保障に使われているので安易に減税出来ない」という政府論調が報道されている。消費税創設以来36年、税の総額は500兆円を大きく超えている。一方で法人三税と所得税・住民税減少は600兆円以上に及び消費税はその穴埋めに利用されている。その結果年金は削減。消費税創設で社会保障充実はまったく感じられない。野党からは「消費税減税」の声が聞こえる。でも財源はどうするのだろう? 国債や税収の上振れ分に頼るという無責任な主張もある。国の借金を増やし子ども達に残すというのだろうか? 法人税減税の見直しや、年1億円を超える所得の富裕層に応分の負担をしてもらい、それを財源に減税を行えば、国民の可処分所得は増え、景気上昇にも貢献すると訴える政党もある▼たくさんの情報を自分の目で精査し、これから行われる選挙に臨む事が、今一番必要なのではないだろうか。(ま)