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地域の人たちからのメッセージ

はじめに
患者さんとともに〜より良い医療とまとづくりのパートナーとして〜

 A「民医連の医療は地域に根ざしているんだよね」
 B「でも、どこの病院でも地域の人たちのためにがんばっているんじゃない?」

「地域に根ざす」とはどういうことでしょうか。病院というものは、病院をつくりたい人たちがいて、そこに患者さんがやってきます。民医連の病院は、「民医連はその前身である無産者診療所の時代から、お金や地位、身分に関係なく、医療を求める人々の想いに依拠し、彼ら自身の要求と運動によって創られた。」という歴史をもっているのです。例えば、東京の中野では、地域の診療所を創るために、結核療養所に勤務をしていた医師に対して、地域の診療所にきてくれるように80人を越える地域の人々が押し寄せ、医師を獲得し、診療所を建設しました。

今現在も、地域の人々がお金を出しあい、「良い病院にしていこう、住みよいまちをつくろう」と、民医連と協力しながらすすめています。この地域の人たちの集まりを「共同組織」といい、「医療生協」や「友の会」といった名称で呼ばれているのです。全国に300万人の人々が共同組織に参加しています。

医師を目指すみなさんは、「誰のために、何のために」医師として働こうとしているのでしょうか。患者さんをはじめ、地域の人々の声に耳をかたむけ、将来の医師の姿を考えてみてください。

 
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