東京民医連

東京民医連のご紹介

医療・福祉宣言

2004年3月20日 東京民医連第47回定期総会
東京民主医療機関連合会(東京民医連)は、東京を中心に、医療と福祉の事業所が加盟する連合体です。

50年前、「せめて病気のときぐらいまともな医療を受けたい」との願いにこたえてつくられた病院・診療所によって結成されました。以来、だれもが安心してよい医療・福祉を受けられるように活動を続けてきました。

首都東京は、雇用・住宅・子育て・教育・高齢者福祉・環境・米軍基地など様々な問題をかかえており、中でも健康と医療・福祉の充実は、住民の切実な願いとなっています。

わたしたちは、連合体としての機能を発揮し、友の会・生協組合員など共同組織の人々をはじめ、患者・地域の人々、医師会・自治体関係者など、幅広い人々と手をつなぎ、この願いを実現するための共同の輪を広げていきます。
一、安全・安心・信頼の医療・福祉活動に全力をつくします
わたしたちは、共に学びあい協力しながら、安全で誰からも信頼される、患者・利用者中心の医療・福祉の提供に全力をつくします。
一、人権の尊重をつらぬきます
わたしたちの活動の原点は、「いのちは平等」「人権の尊重」です。
わたしたちは、「共同の営み」の立場にたって、患者・利用者の「受療権」や「自己決定権」などの権利を守り発展させます。
一、健康と福祉のまちづくりをすすめます
わたしたちは、医療と福祉のネットワークをひろげ、地域の人々と協力して、安心して住みつづけられるまちづくりをすすめます。
一、保健・医療・福祉制度の充実をめざします
わたしたちは、東京における、保健・医療・福祉の調査研究をすすめ、社会保障制度の充実をめざして政府や自治体に提案し、その実現のための運動を広げます。また、医療の営利化に反対し、国民皆保険制度を守るために、多くの団体や個人と協力・共同していきます。
一、平和と憲法を守ります
いのちを大切にするわたしたちは、戦争と、戦争につながるあらゆることに反対し、平和憲法を守り、核兵器の廃絶と平和な世界をめざします。