〜常に発展し続けるプライマリ・ヘルス・ケアの拠点〜
戦後の地域の医療要求の高まりの中で地域住民や労働組合が自分達のお金を出し合って、1947年に日本教具株式会社内に「日本教具診療所」が開設され、1949年に独立して「大田診療所」となりました。以来50年以上にわたり往診医療をはじめとした地域の医療要求に応えてきました、特に、中小零細の街工場が多くまた、日本の大気汚染公害の発祥の地でもある京浜工業地帯に位置する関係で、職業病医療・公害医療では全国的にも先駆的な役割を果たしてきました。
現在は219床の病院となり、グループ(城南福祉医療協会)内には1病院(品川区:20床)・5診療所・3歯科診療所(八丈島にもあります)・8訪問看護ステーション・2在宅支援センターを持ち、近隣の大学病院(東邦・昭和)とも医療連携をとりながらプライマリ・ケアに取り組んでいる一方で、非侵襲的な人工換気装置の導入や呼吸リハビリテーションの導入など先進的な医療や、在宅ターミナルケアの取り組みなどの特徴的な医療活動も展開しています。また、地域の2万世帯の協同組織(城南保健生活協同組合)の方々とともに地域のヘルス・ケアにも取り組んでいます。
2002年4月に病院の外来機能を門前診療所(地上7階建ての大型診療所)としてオープンさせ、さらに2003年には透析部門を独立した診療所としてオープンする予定です。今後も地域の医療要求に応えつつ、病院の建て替えなどハード面での発展もさらに進めていく予定です。 |